VOCAL COMMENT
DIG-ROCK 5th Anniversary BOX
DISC / 01
Impish Crow
内田雄馬さん(Vo.TSUGUMI)
ノリがいつものインクロと少し違っていて、重たさのしっかりあるかっこいいサウンドだなという印象がありました。
いつもはカラッとした雰囲気を出しながら歌うのですが、節を強くつけて力を込めるようなアプローチはインクロの成長と共に新境地を開いていくような感覚でしたし、芯で聴かせなきゃいけない歌は難しいですね。
あと、サビ頭で仮歌の方ががなりを入れてくださっていたので「これは入れなきゃな……!」と意気込んでいたのですが、最初の数テイクは明後日の方向に飛んでいってました(笑)。
不安になりつつも、なんとかいいところに納めることが出来て良かったです。間奏のコーラスもかっこよくて、今までのインクロはもちろん、新しい要素も詰まった空気感になっていると思います。
そして、今回の楽曲もばっちり難易度高めでお届けしているなと思いましたが(笑)、とても楽しく歌わせていただきました!
DISC / 02
RUBIA Leopard
古川 慎さん(Vo.AKANE)
キャラクター(日暮 茜)のセリフやエピソードとして「新しい方向性を見出していく」という部分が少しずつドラマCDでも出てきていると思うのですが、ルビレは音楽という形でもまた新しい方向にいったんだなと一度聴いただけで感じられるような楽曲でした。
ロックといえばパワーコード!と僕は思っているのですが、そういう要素もたくさん入っていて個人的にすごく好みでしたね。仮歌を聴きながら、レコーディング当日に色々とやりたいことも考えていたのですが……いざ歌うとなった今、鬼のように汗だくです(笑)。
ルビレは多々そういった楽曲がありますが、全力で力を出す楽曲は意外と大変なんです(笑)。
そして今回は挑戦として、最初に聴かせていただいた資料から敢えて歌唱キーの変更をしなかったのですが、実際にライブ等で歌うとなった際はなかなかハードル高めの楽曲になりそうな予感がしています(笑)。
DISC / 03
HOUND ROAR
豊永利行さん(Vo.HIBIKI)
毎度そうですが、楽曲を聴いたときの印象は「なんじゃこりゃー!」です(笑)。ハウロに関してはずっと変わらずこの感じですね!
ただ、ハウロは楽器隊が個であり、ワンマンで演奏しているというところが良さでもあると思っているんですが、ドラマCDの物語を経て各々がやっていく「自由さの意味」が変わってきた気がしています。それぞれのメンバーが「解った」うえでやっている空気感が生まれたことによって、演奏の中にある個がまとまってきたのかなと。間奏部分の各楽器を聴いてもらうと、ハウロらしさをより感じられると思います。
ボーカルとしては「ここは上がり切らないんだ!?」「ここは下がり切らないんだ!?」というのがとても印象的だったんですが、気持ち的にすごく苦しみながら歌っていました(笑)。
サビからメジャーで明るい音色になるところは、今までのハウロと違う雰囲気がありつつ、ヒビキくんなりに清々しく歌っているイメージがあったので、彼の中の心情の変化と繋がるような表現が出来ていたらいいなと思っています。あと、ヒビキくんらしい歌詞も含めて上手く落とし込めていたら嬉しいです。毎度のことながら、皆さんもカラオケで挑戦してみてくださいね!(笑)