Vol.2 ギルバート・レッドフォード
Track 03 Please keep holding my hands.
久々の休日を堪能した後は……
「……シニョリーナ。俺としちゃあ、あんたにもっと触れたいんだが」
「今日は素直に寝るか? 1日出歩いて疲れただろ」
「あんたと一緒に気持ち良くなれるのは好きだし、ふたりで過ごしてると……自然と欲しくなる」
「けど、あんたが気持ち良くないなら、意味がねえ。無理はさせたくない」
「……いいのか? ……そんなこと言われると、今夜もまた夜更かしさせちまいそうだ」
「ベッドなら後で連れてってやる。それより今は、俺のことだけ考えててくれ」
「……そんな可愛い顔されたら、……止まれねえ」
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