Vol.1 ニコラ・フランチェスカ
Track 01 Capriccioso
NYに来てからしばらく経って迎えた、久々の休日。デートの約束をしていた日の朝に、主人公が起こしに行くと――
「ん………。んん……。もう、朝……? じゃあ、起きないと……。…………」
「わ……! え、違う、寝てないよ……。もう、目は覚めているから……。本当……」
「……うん……起きる……」
「……けど、もうちょっとだけ、あと5分だけ、君も一緒に寝よ……?」
「寝坊していい朝って、最高……。ふふ……」
「……大丈夫、焦らなくてもメットは逃げないよ……。約束は、ちゃんと……。守るから……。もう、ちょっとだけ……」
「ん? うんうん……。……僕も、大好きだよ……」
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