キャストコメント Drama 4. Episode of FATE

武内駿輔 様、斉藤壮馬 様 八代 拓 様 木村良平 様 前野智昭 様 石川界人 様 森久保祥太郎 様

キャストコメント Drama 3. Episode of LOVE

武内駿輔 様、斉藤壮馬 様 八代 拓 様 木村良平 様 前野智昭 様 石川界人 様 森久保祥太郎 様

キャストコメント Drama 2. Chapter of 有栖川

木村良平 様 前野智昭 様 石川界人 様 森久保祥太郎 様

キャストコメント Drama 1. Chapter of 西園寺

武内駿輔 様、八代 拓 様、斉藤壮馬 様

西園寺藤役 武内駿輔様、西園寺玄役 斉藤壮馬様

Q1. 本日はご収録ありがとうございました。後編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

武内:一番おもしろくて、おいしいところをとっとくな~って感じがしました(笑)。

斉藤:帝にも真尋にも作品的な救いみたいなものがあっていいなと思ったし、真尋のシーンを早く実際に聴きたい! と思いました。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、後編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

武内:帝と真尋の締め方はすごく大人な感じがするしぐっときますよね。こういう男になりたいみたいな……。帝の背中を見て思いに応える真尋や、帝のようにただ偉そうなだけじゃなくこの人には敵わないというところを見せられた部分は、男としていいシーンだなと思いました。
斉藤:真尋のシーン、特にクライマックス前後は当然印象的なのですが、帝さんがらみのシーンにぐっときました。真尋との最後の会話のシーンと、その後の一悦とのシーン。最後まで聴いてみると、帝も真尋も根本的に悪人という描かれ方ではなくて。一悦が父親に対して向き合って、ここから新たな関係性が築いていけそうなところもぐっときました。
武内:こういう親の在り方もアリというか、美しいなって思いましたね。
斉藤:今後5人が画策して三織と帝を仲良しにさせようみたいな大作戦を企てるかもよ(笑)。
武内:それいいね(笑)。
斉藤:それから、最後のリムジンのシーンで藤が「あ、やべ」でコメディの流れに切り替えてくれたからよかったですね。シリアスなストーリーも最高ですけど、ラストはいつものコメディのノリがあって、これぞサマレジ!みたいな。
武内:日常が戻ってきたみたいな感覚でしたね。

Q3. 後編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

武内:どうでしたか皆さん!これで満足したでしょうという感じでしたね(笑)。それぐらい自信を持てるおもしろいシリーズになったんじゃないかなと思います。やっぱりサマレジのいいところって毎回レベルがアップしていってどんどん美しい人間ドラマを描いてきている部分だと思います。本当に次のシリーズにも期待していただける内容になっていると思いますので、ご感想お待ちしております。今後は家政婦との夫婦編とか子供できた編とか……思春期ぐらいの息子が出てくるのを見てみたい(笑)。
斉藤:じゃあ……玄40歳とか?(笑)
武内:そんな感じです!(笑)。子供に好きな子ができたけど聞くに聞けない…パパの悩みとか夫婦のやりとりもアリかなって。そういうのあんまり見ないですよね。
斉藤:パラレルワールドとしてありだよね(笑)。
武内:そういった想像がふくらむ作品だと思うので、これからも応援していただけたらいろんな展開があると思います。楽しんでください!引き続きよろしくお願いします。
斉藤:改めまして、最終巻までくることができました。CRAZY×ALIVE!!のときにこんなに骨太な人間ドラマをやらせていただけるのはありがたいし、聞いていただいて絶対に後悔のない素晴らしいものだと思ったのですが、ふたたびすごいボリュームのストーリーをやらせていただいて役者としても挑戦のしがいのある作品になりました。真尋という一人の男の生き様と、有栖川3兄弟と帝の家族模様、そして西園寺家含めた6人がどのような最後を迎えるのかというのを楽しみにしてもらえればなと思いますので、よろしくお願いします。今後やりたいこととしては……1回ものすごいコメディやらない?(笑)。入れ替わりとか(笑)。
武内:入れ替わり!?(笑)。
斉藤:そうそう(笑)。あとは今日やって思ったのが、西園寺はこれまで3人揃って収録できていたのですが、今回は藍役の八代(拓)くんが別録りで、そうすると全然テンポが変わるんだなということ。やっぱり、会話劇はその場で掛け合いをするからこそ生まれる空気感が何より大切だと思うので、また次の機会があるなら、みんなで収録できると嬉しいですね。SSとかまたやれたらいいな……あとは三人がタイムスリップして若いパパたちに会うみたいな。
武内:タイムスリップとかおもしろいかも!
斉藤:サマレジの世界観的に厳しそうだけど、江戸時代いっちゃった!とか(笑)。
武内:めっちゃおもしろそう(笑)。
斉藤:三織がまたSide:CRAZYみたいにやばいことになりそう(笑)。
武内:ギャー!! 電子機器がない!!ってね(笑)。
斉藤:すごくシリアスな作品を作り上げることができたと思うので逆にド直球100%コメディをやりたいなと思いますね。
武内:乞うご期待で!

西園寺藍役 八代 拓様

Q1. 本日はご収録ありがとうございました。後編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

いよいよ完結かという心持ちで読みました。真尋の過去や、家政婦ちゃんへの思いが一筋縄ではいかない複雑さにサマレジらしさを感じて読み応えがありました。だめだとわかっていても好きで、じゃあどうするかの転換が環境によってかなりひねくれてしまったんだろうなって。敵側でも真尋に関しては同情の余地があるというか。サマレジはいろんな話がある中でラブロマンスがある作品だと僕は思っているので、真尋の好きになってしまったっていう気持ちはなにものにも上回っちゃうんだろうなって思いましたね。やってはいけないことをしていますが、好きならしゃーないかみたいな(笑)。そういう気持ちがどうしても出てきてしまいましたね。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、後編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

最後のわちゃわちゃしているシーンは、サマレジ感をすごく感じました。空気を読んでしまうところは藍らしさが出ちゃってましたね(笑)。

Q3. 有栖川家 or 西園寺家を比べてみて、それぞれの兄弟の関係性はどう感じましたか?また、真尋と帝の関係性についてはどう感じましたか?

作中にもあったのですが、それぞれ三兄弟同士のバランスがよくて。長男は背負うものがある、次男は見守ることしかできない、男は一番下だからこその熱量がある……みたいな通じ合うものって現実でもありそうだなって。僕、血液型は信じないけど兄弟構成は信じていて(笑)。そういう部分が兄弟各々のシーンで見られていいなと思いました。
あと、真尋は何を考えているか分からないし、全部把握済みな感じがして怖かったですね。最終的に目的がはっきりして、それこその強さというか怖さだったんだなと思ったら合点がいきました。1つのものにも命を懸けて進む人の熱量というか、触れるとやけどしそうな怖さみたいな……そういうものを真尋から感じました。帝に関しては、僕はああいう人間に出会ったことはないですが、ある意味成功する組織には必要なのかもしれないなと思いました。冷徹だけどあそこまで目的に対してドライになれる人ってなかなかいないので、有栖川のトップにいるっていうことにすごく説得力があるなと思いました。自分にはない部分なので、少し尊敬してしまいますね。

Q4. 後編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

今後はシリアスでボリューミーな話をやったので、またちょっとギャグを……僕はそういうの外せないと思うんです(笑)。これだけかっこいい藤を聞いて頂いたので、秘書としてはかっこいいだけじゃないぞ、あいつやばいぞと(笑)。みんな同一人物か?というぐらいふり幅があるのでまたやりたいですね(笑)。あとは西園寺家と有栖川家でサバイバルやってみたいですね……。3対3じゃなくて全員敵で(笑)。一人一人が戦うことによって改めて個性が出るんじゃないかな。実はこの人たち3人で束にならなくても個性すごいぞって思ってるので(笑)。そんな中で芽生える友情を見てみたいですね!

有栖川一悦役 木村良平様

Q1. 本日はご収録ありがとうございました。後編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

どう終着するか分からなかったので、「なるほど。力を合わせ、こういう終わりを迎えるんだ」と感心しました。いい役割分担をしているというか、今回に関しては藤が一悦を助けるんだと思っていたので、頼もしくてよかったですね。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、後編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

帝を相手に交渉を持ち掛ける一悦かな。あそこまで言われても見限らないで母親の意思を継いで家族たらんとするところ。そのシーンがいいなと思いました。最後の病室のシーンは帝の数少ない人間ぽいところが見えましたね! 帝らしくないというか……真尋に対しての特別感があってよかったです。

Q3. 有栖川家 or 西園寺家を比べてみて、それぞれの兄弟の関係性はどう感じましたか?また、真尋と帝の関係性についてはどう感じましたか?

西園寺は藤が引っ張っていくチーム。有栖川は一悦を支えるチーム。という感じでどちらもいい関係性だなと思いましたね。

Q4. 後編の聞き所をふまえつつ、CD をこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

お待たせしました。長いシリーズになりましたが物語がここで1つ完結いたします。
前回はとても期待をあおったところで終わっているので、皆さん気持ちがいいものを待っていると思うんですが、安心してください。聞いて頂けたらとても気持ちがいいです(笑)。そして、まだまだ物語が作れそうなこのシリーズなんですけれども、お父さんに関してはまだまだ少し謎めいたところが残っているので、そこを今後期待していきたいなと思います。

有栖川二巴役 前野智昭様

Q1. 本日はご収録ありがとうございました。後編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

真尋は壮絶なバックボーンがあると想像していたのですが、全てを知ってしまうとかわいそうなキャラクターだなと思ったし応援したくなる気持ちもありました。ラストは一番いい形になったんじゃないかと思いました。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、後編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

帝と一悦のシーンです。一悦の器量の深さというか、二巴や三織があきらめてしまっている部分を一悦は最後まであきらめないところに感服しました。器の大きさは一悦にはかなわないなって思いましたね。

Q3. 有栖川家 or 西園寺家を比べてみて、それぞれの兄弟の関係性はどう感じましたか?また、真尋と帝の関係性についてはどう感じましたか?

藤の行動力はすごいなと思いましたね。万能というのは藤のためにある言葉だなと思いました。西園寺家と有栖川家は結託したら大概のことはどうにかなるだろうっていう安心感はもともとあって、普段はべたべたするような仲じゃないんですが有事の際には力を合わせるとも言っていいような関係性になったんじゃないかと思います。最初のぎすぎすしてた頃が懐かしくなりました(笑)。
また、真尋は過去を知ってしまうと気の毒ともいえるキャラクターだし、帝も信念があるから、決して悪いキャラクターではないと思いました。彼らがいることによって色々な事件を起こしてくれそうな気配がするので、この作品のいいスパイスになると思いますね。ぜひイギリスから帰ってきていただきたい……(笑)。今後の展開にも期待してますね。

Q4. 後編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

これまでひっかきまわしてくれた真尋の複雑な思いが徐々に明らかになっていくシーンがあり、そして帝という強大なキャラクターにどうやって立ち向かいどうやって結末を迎えるのか……すごく一悦らしい策をとるんですが、その策が果たして無事に成功するのかどうか、ぜひご自身でお聞きいただければと思います。そして何度も言いますが非常に実写に向いている作品だと思うので(笑)、また何かしら展開できるように引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

有栖川三織役 石川界人様

Q1. 本日はご収録ありがとうございました。後編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

率直な感想で言うと、こういう終わりを迎えるんだと驚きましたね。真尋に関しては、自分自身のことを解決できずここまできてしまったことがかわいそうだなと思いました。結果的には、帝以外のキャラクターたちの絆がうまれたと感じます。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、後編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

真尋が過去を話すシーンは個人的にぐっときました。生まれがかわいそうだったと思いつつ、それでも幸せだったのにどうしてこうなってしまったんだろうっていうもどかしさがすごく心に残りましたね。

Q3. 有栖川家 or 西園寺家を比べてみて、それぞれの兄弟の関係性はどう感じましたか?また、真尋と帝の関係性についてはどう感じましたか?

三織が兄弟をどう思っているかというのがはっきりしてきましたね。兄弟ってこういうもんだよなって思いました。兄弟それぞれ、家族に対する思いの違いがあるんだろうなと感じました。

Q4. 後編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

今回は解決編ですので、それぞれのキャラクターの動きに個性が出ていて非常におもしろいですし、真尋と帝に、より注目していただきたいなと思います。帝がなにを見ているか、真尋がなぜこうなってしまったのかという部分が僕は心に刺さったのでぜひ聴いていただきたいなと思います。よろしくお願いします!

霧下真尋役 森久保祥太郎様

Q1. 本日はご収録ありがとうございました。後編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

幼少期の夢を見たあと、すごくまっすぐ素直に愛を語るシーンがあるわけじゃないですか。そのあといつもの意地悪な真尋が出てくるという流れがあったので、真尋は心の底ではピュアな部分があって憎めないなって思いましたね。最後の西園寺家と有栖川家、そして妹ちゃん含めて許されるシーンはどう感じてもらえるか、見せ所が難しかったです。真尋は、言ってることだけ拾うとものすごく自分勝手に感じるけど、深い傷を負っている彼にしか分からない闇をどこまで吐露できるのか、それを最後にどうつなげるのかが難しかったですが、やりがいがありました。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、後編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

病室のシーンでは帝が仕事という部分で取り戻せって言ってくれたのがよかったですよね。
真尋は地位やお金に対してどうでもいいと言っているシーンがありましたが、仕事をモチベーションにしてやり直させてくれるところがかっこよかったしいいシーンでしたね。

Q3. 真尋と帝の関係性についてはどう感じましたか?

実際に仕事をしていてあんな関係の人がいたらいいなって思いますよね(笑)。僕らの業界で言うと子役の頃からベテランの人たちが子供のように良くしてくれて、大人になってまた共演するみたいな……そういう関係はいいなと思いました(笑)。自分の成長を幼い頃から見てくれる人ってそうそういないと思うので羨ましいですよね。

Q4. 後編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

全てを紐解いたときにあなたは真尋が許せますか?と皆様に聞いてみたいですね(笑)。そして許してもらえるといいなと思います……!今後は真尋が帝から託された分をお返ししたあと、頼もしいビジネスマンになって今度は西園寺家や有栖川家のピンチを救ってみたいですね!彼らにはお世話になってるのでさっと現れて借りを返したいです。真尋のことはなんだったんだ…という印象になってると思うので、いいやつじゃん!っていう展開にしてみたいですね(笑)。

西園寺藤役 武内駿輔様、西園寺玄役 斉藤壮馬様

Q1. 前編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

武内:真尋のインパクトが強かったかな、あと僕らが監禁されてしまうとは驚きました(笑)。

斉藤:真尋の危険な計画が具体的に進んでいき、帝というもう一人対立する人物が登場、チームとしての結束が高まっていく6人……というストーリーだったので、まさに起承転結の「転」にふさわしい物語だと感じました。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、前編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

斉藤:三織との会話です。彼は感情を表に分かりやすい形で出すことが少ない人だと思っていたので、その本音を聞けるのは玄であればいいなという気持ちがありました。ふたりのシーンは素直に感じ入るものがありましたね。逆に帝に食って掛かるところは、三織が個の部分を見せてくれていたので印象的でした。あとは、玄がまさか三織の頭を撫でてやる日が来るなんて。思えば遠いところにきたものだなと(笑)。玄は初めて家族以外の人も受け入れる器の大きさを見せたので、成長した姿がうれしかったです。三織も自分の気持ちを素直に言えるようになっていてすごく成長していますし、絡んできた身としてはそこが印象的でしたね。

武内:玄が一番キャラクターの中でめまぐるしく成長しているのかもしれないですね。青年になったというか。藤は方向性が少し変わったのかな……。
斉藤:ぶれていないほうにぶれているみたいなね。
武内:そう、藤もいいやつになりましたよね(笑)。
斉藤:性悪感はもうあんまりないもんね(笑)。
武内:昔の藤のままだったら反感を買って皆慕わなかったと思うんですけど、やりとりの中で藤が言っていることは的確だなと思わせるような説得力や言い方がありましたね。長男だから、偉い人だからっていう理由でついてくるわけじゃなくて人として、この人の意見に今従っておけば間違いない、ちゃんと連携が成立するっていうのを出せるようになったのは藤よかったな~って思いますね。
斉藤:「西園寺藤様だからな!」って言われても、そうだよなって納得しちゃう (笑)。最初は「うるさいよ、藤くん」みたいな感じだったのに。もはや深く頷けるよね。

Q3. 全員バラバラの個性をもつキャラクター達ですが、今回の物語の中で気になったキャラクターはいらっしゃいましたか?

武内:真尋の存在ですかね。見せ方としてもやっぱりいいなと思いました。人間としていい魅力とは言えないけれど、真尋のような愛情の持ち方とか、気持ちが全く分からないって人は多分あんまりいないんじゃないかなと思います。ピュアになったらこうなるんだろうなって体現しているような人。周りも自らの手で終わらせるわけにはいかない、必死になって助けようとするストーリーだったのは、人間劇というか人間の一番美しい姿だなって。すごく印象に残りました。

斉藤:僕は、どこかで真尋自身が解放されたかったのかなと思いました。自分の欲望やどうにもならなさ、人生、運命、妹。今回イギリスにうまく行けていたとしても違う形で彼自身が破滅を望んでしまっていたのかなと……おそらく聴いて下さった方も分かると思います。今回は各々にスポットが当たっていますが、真尋という一人の人生を描いている話だと思ったので彼が一番印象に残りましたね。自分の思い込みで破滅への道を歩み始めてしまう真尋を切ない気持ちで捉えていました。

Q4. 前編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

武内:長く続いてきたシリーズも三巻目というところで、西園寺と有栖川の状況が一気にクロスする流れは非常に聴きごたえがあると思います。そういう中で改めて真尋という男が一体どういう人物なのだろうと、色々考察しておくと次巻にも繋がりおもしろいのかなと感じます。ぜひこの真尋というキャラクターに注目していただければと思います。

斉藤:いつもサマレジを応援していただきましてありがとうございます。聴いて下さった皆様の一番の気持ちとしては「早く最終巻を聞きたい」ということだと思うのですが、改めて全巻を振り返っていただいて、どんな結末を迎えるのかを想像しながらお待ちいただきたいです。個人的には俺様レジデンスという枠の中で、一人の人間の半生をとても端正に 描いているっていう内容になっていて、真尋目線でも我々6人目線でもどちらの目線でも楽しんでいただけるストーリーになっていると思います。それまでぜひ繰り返し全編聞いていただいて、ラストを楽しみにお待ちいただければと思います。よろしくお願いいたします。

西園寺藍役 八代 拓様

Q1. 前編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

前回演じる我々からしてもあおりのきいた終わり方だったのですが、今回もまた続きが気になりました(笑)。これだけシリアスな展開の中で西園寺家と有栖川家が協力して一つの課題に進み、真尋と帝という強力な新たな刺激のあるキャラクターが登場してから、さらに6人の協力が見られた。読んでいてもすごく嬉しかったです。二巴と藍のシーンではいい意味で、藍はただのいい人っていう……(笑)。人に興味あったんだって思いました(笑)。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、前編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

藤の誇らしさですかね!これは不思議なんですけど……。今までは関係性を構築する話が多かったので、藤が一悦にスマートに大人の対応をして手を貸したり励ましたりするシーンはすごく誇らしくて。「どうだ、うちの藤すごいだろ!」って自分自身が秘書みたいになっちゃって(笑)。やっぱり藤はかっこいいし、大黒柱は違うなと思いました。また、藤と玄の変化にも心があたたかくなりましたね。最初のころを思い出すと素晴らしいなと感じました。

Q3. 全員バラバラの個性をもつキャラクター達ですが、今回の物語の中で気になったキャラクターはいらっしゃいましたか?

真尋ですかね。この話自体、真尋が主軸だと思うので。最初は謎に満ちた存在でしたが、あれだけ濃い過去や性格を持ったキャラクターなので今回ハチャメチャにしてくれたなという意味をこめて、気になったキャラクターに選びました。

Q4. 前編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

有栖川家がこれまでにないピンチに陥るんですが、それに対して動く西園寺家、それにこたえる有栖川家という構図はすごくいいシーンなのでぜひ聴いて頂きたいです。また、これからご購入される方はきっと続きが気になると思いますので後編も聴いて頂きたいです。それぞれのキャラクターを知れば知るほど重みや深みを知れるので、他のシリーズが気になった方は前作なども聴いていただければ、俺様レジデンスの色や面白みが広がると思います。

有栖川一悦役 木村良平様

Q1. 前編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

いいところで終わるなと思いました。有栖川のシーンでは奮起するところで終わっていましたし、真尋と帝が動くのを分かっている状態での良い引きだったなと。続きがとても気になりました。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、前編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

藤が一悦のお尻をひっぱたいてくれたところです。

Q3. 前編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

とんでもない大事件が起こってしまってから、お待たせしましたがようやく物語が動きます。皆さんきっと続きが気になってると思いますが、ある程度気持ちがいいところまで描いているので今回のCDを聞いてラストを楽しみに待っていただけたらと思います。

有栖川二巴役 前野智昭様

Q1. 前編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

二巴の知恵を張り巡らせて情報を集めるところや藍に思いを吐露するシーンもあり、今までの関係で藍とは絆のようなものが生まれつつあるのかなとは思っていたのですが、今回珍しく二巴が落ち込んだ心情を吐露していたのでとても印象に残りましたね。
藍に対して、二巴は一目置いているんだろうけどそこまで心置ける存在でもないと思っているというか(笑)。ピンチに陥ったことによって素直になれたんだろうなと思いました。また帝とどうやって戦えばいいのかという絶望感からはじまり、西園寺家と協力する形になるという、男性心をくすぐられるお話でした。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、前編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

やっぱり二巴と藍のシーンですかね。主人公以外にため口を使うのは初めてなので、友ができたというか……ピンチを克服しようという空気が西園寺との距離を縮めるきっかけになったんじゃないかな。ここは二巴にとって救われるシーンだったので特にぐっときました。

Q3. 全員バラバラの個性をもつキャラクター達ですが、今回の物語の中で気になったキャラクターはいらっしゃいましたか?

真尋はとんでもないキャラクターだったのですごく気に入ってますね(笑)。「LOVE or FATE」を語る上で外せないキャラクターですし、いい感じにひっかきまわしてくれたなという印象を持ちました。

Q4. 前編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

ピンチをどのように打開していくか画策するお話になっているのですが、そのピンチの中で芽生える友情もあったり、普段見せないキャラクターの一面だったりなども垣間見える物語になっています。関係性の変化を楽しんでいただければ嬉しいなと思いますし、どのように問題を解決していくのかも楽しみにお聞きいただければ幸いです。

有栖川三織役 石川界人様

Q1. 前編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

三織の感情の振れ幅が大きいというか、いろいろ思うところがあって……という部分がすごく分かりやすく描かれていました。窮地に立たされるというのはドラマが生まれる瞬間なんだと感じましたね。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、前編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

玄に、どれだけ救われていたか話すシーンと玄に優しくされて泣いちゃうシーンはすごくぐっときましたね。今まで斜に構えていた三織を演じてきたからこそ自分の気持ちっていうのに目を向けられているようになっていってる三織を見ると成長を感じました。

Q3. 全員バラバラの個性をもつキャラクター達ですが、今回の物語の中で気になったキャラクターはいらっしゃいましたか?

帝です。過去が気になるんですよね。生まれたときからこんな感じだとは思わなくて、何かのきっかけとかそういう素質があると思うんですけどなぜここまで至ったのか知りたいなと思いましたね。どうしてラスボスになったのか…誰しもが気になるところなんじゃないかな。

Q4. 前編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

三織と玄の関係性に関して大きな変化があるのでそれを聞いていただけたらなと思います。それぞれの思い、キャラクターの内面にフォーカスがあたりながら進んでいくのが小説を読んでいるみたいで本当におもしろかったので、ドラマの展開の仕方に注目していきたいなと思います。

霧下真尋役 森久保祥太郎様

Q1. 前編の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。(物語やご自身のキャラクターについて感じたことなど)

帝やイギリスでの一悦、そして妹ちゃんなど対峙する人がたくさんいたと思うんですが、真尋という一人の人間のパーソナルがいろいろ演じられるなと思ったので、収録が楽しみでした。

Q2. キャラクター達の掛け合いも多かったかと思いますが、前編よりぐっときたシーンなどありましたら教えてください。

真尋の芯の強さというか、ただ屈折してるだけじゃないっていう強さを帝とのシーンで感じました。愛やお金に関して自論があり哲学があってそれを相手が誰であろうとぶつけられるところがよかったですね。

Q3. 前編の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

今回は真尋像が今までより更に分かってもらえるんじゃないかと思います。人間性の部分のふくらみを感じてもらって、そして後編へ今後どうなっていくのっていう部分を期待して楽しみにしていただければと思います!

有栖川一悦役 木村良平様

Q1. 今回の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。

新キャラ登場で大波乱でしたね!前回、かつてないシリアスをやったと思ったら今回さらなるバイオレンスが待っていたという(笑)。新たな展開にすごくわくわくしました。

Q2. 今回は新キャラクター・義理兄・霧下真尋が登場しました。物語のキーマンとなる重要人物ですが、真尋に対しての印象はいかがですか?

真尋は怖いというか、意図がつかめないキャラクターでしたね。昔一悦とつながっていたということもあり、どうなっていくのかまだ明かされていないので今後楽しみです。

Q3. キャラクターの関係性で変化を感じた部分はございましたか?

有栖川は言い合うことがありつつも仲がいいので、バランスを取りながら今までやってきたんじゃないかなと思っています。各々が成長していっても関係性は変わらずなんじゃないかな。でも三織は少し大人になりましたね!

Q4. 今回は、3年目ということもありこれまでと違った愛の告白シーンがありましたが、キャラクターを演じてみて、恋愛面で成長した部分がありましたらお聞かせ下さい。

比較的、一悦は常識人になったんじゃないかな(笑)。昔は、(主人公に対して)それをしても喜ばないの分かってるじゃんっていうことがありましたから……少し学習したのかな(笑)。そしてホットココアが庶民的でとてもよかったですね。

Q5. 今回の『Chapter of 有栖川』の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

やってきました森久保さん!真尋はとんでもないキャラクターのようですね。きっと皆さんの想像を超えた大波乱が巻き起こると思います……。そして、なんと終わりません!長くこの物語を楽しんでいただくためにまずは有栖川編をお聞きいただいて、このエピソードの完結を楽しみに待っていただけたらと思います。よろしくお願いします!

有栖川二巴役 前野智昭様

Q1. 今回の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。

真尋の登場によっていろいろなことが起こるということだったので、有栖川家としては珍しくピンチに追い込まれるお話だなと思いました。これまでは何とかなるだろうなって少し楽観的な考えができたんですが(笑)。今回に限ってはこれまでにない危機を迎えているんじゃないかと感じましたね。

Q2. 今回は新キャラクター・義理兄・霧下真尋が登場しました。物語のキーマンとなる重要人物ですが、真尋に対しての印象はいかがですか?

すごいキャラクターが登場したなと思いました(笑)。でもきっと何かあるんだろうなって雰囲気を感じましたし、彼次第でこのお話の物語の終着点は変わっていくと思うので、真尋というキャラクターをもっと知りたいなと思いましたね。

Q3. キャラクターの関係性で変化を感じた部分はございましたか?

有栖川家は、今までと同じように今回も3人でわちゃわちゃしているシーンがありましたし相変わらずといった感じでしたね(笑)。あまり変わったようには感じなかったのですが三織が大きく成長しているなと感じました。検事ってとても立派なお仕事ですよね!玄くんの影響もきっと大きいと思うのですが、今後のさらなる成長が楽しみです

Q4. 今回は、3年目ということもありこれまでと違った愛の告白シーンがありましたが、キャラクターを演じてみて、恋愛面で成長した部分がありましたらお聞かせ下さい。

二巴が上手に自分の経験談を語って、未来は変えられるという言葉を主人公にかけてあげたところですかね。主人公が責任を感じているというのを聞いてなんとかしてあげたくなるなと思いました。
あと、二人が一緒に料理を作るシーンって今までなかったのでほっこりしました。

Q5. 今回の『Chapter of 有栖川』の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

いつもサマレジを応援して下さって本当にありがとうございます!今回のCDは正直聞き所しかないです(笑)有栖川家の何気ない普段のやりとりはもちろん、真尋の登場によって関係が複雑になっていくところもあり、いろいろな楽しみ方ができるお話だと思います。この先の展開がどうなっていくのか一緒に見守って頂ければ嬉しいです。

有栖川三織役 石川界人様

Q1. 今回の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。

有栖川家の皆が成長を遂げていましたね!特に三織については、人間性は変わってないのですが、将来の夢が決まってちゃんと理由がある上で人として成長して前に進んでいるなと思いました。とてもあたたかい気持ちになりましたね。

Q2. 今回は新キャラクター・義理兄・霧下真尋が登場しました。物語のキーマンとなる重要人物ですが、真尋に対しての印象はいかがですか?

僕たちの前に姿を現したときは飄々としているというか、割と軽薄なイメージがあったんですが、いざとなったとき計算高くて狡猾な感じだったので怖さを感じましたね。デスゲームがついに始まってしまったと思いました(笑)。今後どうなっていくのか楽しみです。

Q3. キャラクターの関係性で変化を感じた部分はございましたか?

一悦との関係性は変化したなと思いましたね。前までは取り付く島もないって感じで拒絶していたのに、今回は一回受け入れた上で「バカだなあ」って言っているような気がしました(笑)。突っぱねるような感じは少なくなったのかなと感じましたね。

Q4. 今回は、3年目ということもありこれまでと違った愛の告白シーンがありましたが、キャラクターを演じてみて、恋愛面で成長した部分がありましたらお聞かせ下さい。

三織は経験豊富というわけじゃないので甘えん坊だけどドストレートに気持ちを伝えられるといった成長した部分を演じる際は迷いなくできましたね。

Q5. 今回の『Chapter of 有栖川』の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

今回のCDは、いろいろなキャラクターが成長した上でドラマが展開されていくので、さらに魅力的になって登場してくると思います。かなり面白い作品になっていますので、ぜひ楽しんでいただければと思います!よろしくお願いします。

霧下真尋役 森久保祥太朗様

Q1. 今回の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。

前回初めて真尋が登場したときは本性をあまり出していなかったので、今回は存分に引き出しを開けられるなと思って台本を読んでいて楽しかったです。真尋は、表情は笑顔だけどえげつないこと言ってるのかな?とか、どういう気持ちを乗せようかなとか考えて、いろいろな楽しみ方ができるキャラクターだと感じましたね。

Q2. 今回は新キャラクター・義理兄・霧下真尋が登場しました。物語のキーマンとなる重要人物ですが、真尋に対しての印象はいかがですか?

「賢い」から「ずる賢い」に変わりましたね(笑)。特に、部下とのやりとりは西園寺家、有栖川家、そして主人公に見せる顔とはまた違う部分を広げられる部分だったのでとても大事だなと思いましたし、演じがいがありました。

Q3. キャラクターの関係性で変化を感じた部分はございましたか?

特に一悦への立ち回りというか、いたぶり方がすごかったですね(笑)。相手が言われたら一番嫌なことを的確に言ってくる、みたいな。それが分かるってことはやっぱりずる賢くないとできないですよね。

Q4. 今回の『Chapter of 有栖川』の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

真尋が言っている楽しいゲームとはなんなのか、何を企んでいるのか。まだまだこれから話が盛り上がっていくところなので、ぜひこのCDを何回も聞いていただいてストーリーの線を追っていきながら次回作に期待を寄せていただきたいです。この先お話がどう展開していくのか、非常に大事な部分だと思うのでぜひ楽しんで聞いて頂きたいです!

西園寺藤役 武内駿輔様、西園寺藍役 八代 拓様、西園寺玄役 斉藤壮馬様

Q1. 本日は収録ありがとうございました。今回の台本をお読みになった際のご感想をお伺いさせて頂けますと幸いです。

武内:兄弟の関係がかなり密になってきて、いい距離感になり、連携が取れてきたような気がします。

八代:この本を読み終わった率直な感想は「早く続きが読みたい」でした。俺様レジデンスの物語はすべてのCDにストーリーの繋がりがあるので、今まで演じさせていただいていた分、文書もセリフもスッと頭に描けますので、あっという間に読み終わったのですが、今回は「え!?ここで終わり!?」となるような気になる終わり方をしたので、この後どうなるのか気になりますし、はやくその物語も演じたいです。

斉藤:前作の『ALIVE』でもサマレジの可能性というか、シリアスもできるんだぞという幅を感じたのですが、今回はさらにそれよりも壮大なスケールを感じました。まだ物語のほんの序盤にすぎないというか、早く次が読みたい!と率直に思いました(笑)。3兄弟に関しては、もう親のような気持ちで、「よくぞこんなに成長して……」とぐっときましたね。
シナリオ的には、いい意味でかなり挑戦的な内容になっていると思っていて、3兄弟と家政婦ちゃんの生活が、いったいいつまで続けられるのか?という、作品全体に対する自己言及にもなっているのかなと。それにどう立ち向かっていくのか、楽しみにしたいと思います。

Q2. 今回は新キャラクター・義理兄・霧下真尋が登場しました。物語のキーマンとなる重要人物ですが、真尋に対しての印象はいかがですか?

武内:謎がまだ多く、注目し続けたくなる魅力を持った人物だと思います。喋り方やワードセンスに個性のある人で、西園寺や有栖川に、充分対抗できる存在だなと思います。

八代:まさかの家政婦ちゃんのお兄さんの登場で西園寺家がかき回されるわけですが、現段階でいうと彼の印象は、いい意味でも悪い意味でも掴みどころのない恐怖感すら感じさせるミステリアスな人物といった印象です。3兄弟を手の上で転がしながら楽しんでいる様子は、かなりの強敵が表れたなと感じました。

斉藤:いやー、やばい人ですね(笑)。そこが知れないというか、神楽木兄弟の面々ともまた違う、本心を見せない、掴ませないキャラクターなのかなと。担当されている森久保さんとは別々の収録になってしまったので、こちらも早く完成版が聴きたいです。
ドラマの後半で、家政婦ちゃんと真尋さんが2人で会話するシーンがあるのですが、そこを読んだときに、「あ、やっぱりこの人も一筋縄ではぜんぜんいかない人だな」と感じましたね。彼によって西園寺家の面々は心をかき乱されていくわけですが、ストーリーが進んでいく中で、真尋さん自身の内面がもっと見えてくるのが楽しみです。

Q3. 久々の西園寺家でしたが、キャラクターの関係性で変化を感じた部分はございましたか?

武内:藍とはビジネスパートナーになった事で、より絆が深まったといいますか、2人が玄を見る目もだいぶ変わったなと思います。藤自身、藍や玄の将来のことを常に気にする、そんな良いお兄ちゃん像になってきたような気がします。

八代:前回の物語で、ある意味西園寺3兄弟が落ち着くところに落ち着いた感覚があって、藍にしても社長である藤くんの秘書としてしっかりと働く様子は印象的でしたし、すごく成長を強く感じました。藤くんの、社長としても長男としても堂々と振る舞う姿には今までには頼もしさを感じましたし、兄2人の関係性を素直に受け入れる玄にも大きな成長を感じましたね。

斉藤:かなりありました。下の設問とも関連するのですが、やっぱり最初のシリーズからは3人ともかなり変わっていて。最初のトラックからそれを感じていただけるんじゃないかなと思いますし。収録中やフリートークでも、我々キャスト的にも3人がすごくいい意味で変わったよね!と話題になりました。作中で時間が進んでいるからこそ描ける関係性の変化がとても素敵だと思います。初期の3人は、一緒にいるととにかく騒がしい印象でしたが、今回はたとえば、藤と藍のシーン、藍と玄のシーンなどに、彼らの成長があらわれていると思います。

Q4. 今回は、3年目ということもありこれまでと違った愛の告白シーンがありましたが、キャラクターを演じてみて、恋愛面で成長した部分がありましたらお聞かせ下さい。

武内:藤の相手を思う気持ちが、こんな成長していた事に驚きましたし、同時に嬉しくもありました。これからは俺様な部分は、相手が望んだ時に見せていく。そんな人間になっていくような気もします。

八代:藍は器用で何でもできそうに見えがちですが、実は誰よりも自信がなくて、人に嫌われることも怖い、すごく心が弱い人物だと思うんです。そんな彼は俺様レジデンスの最初の物語でもだんだんと見えるようになりましたが、今回の恋愛面では最初からその部分を怖がらずにぶつけるんです。彼が自分の素直な気持ちを伝え、自分の願いを乞う姿はとても弱弱しくて、だからこそ彼の人間的に少し強く成長した部分を感じました。

斉藤:玄が一番変わりましたよ、絶対!(笑)
玄は末っ子ということもあって、藤と藍がすごく守ってくれていた。最初のころは、彼もどこかでその環境に甘えているところがあったと思います。けれど様々な経験を経て、自分の将来の道を決め、そこに向かって努力している今の玄は、もうただのかわいい末っ子なだけではない。告白シーンでは、ひとりの大人として、堂々とアプローチしている。台本からもその変化を感じ取ったので、ただかわいいだけにならないよう丁寧に取り組ませていただきました。
ちなみに、藤と藍それぞれのシーンも、それぞれのベクトルで最高なので、楽しみにしていただきたいです。

Q5. 今回の『Chapter of 西園寺』の聞き所をふまえつつ、CDをこれからご購入されるお客様にメッセージをお願い致します。

武内:聴きどころはやはり、3人の家政婦に対する思いがどれほど大きくなっていったのか。そういったところに注目していただきたく思います。3人の関係性の成長というところは、今改めて1枚目のCDを聴いてみると、だいぶ会話の内容も違ったりで面白いかもしれません。楽しんでもらえたら、幸いです。

八代:心待ちにして下さってる皆様、いつも本当にありがとうございます。皆様のお陰でまた新しい彼らの物語を演じられることを幸せに思います。この物語はまた強烈なキャラクターが登場して、一度平穏を手に入れたかと思われた3人が再びとんでもない展開に巻き込まれます。その中で生まれる新鮮な感情や恋愛など、またしても楽しめるポイントが盛りだくさんです。是非余すことなく楽しんでください!

斉藤:聴きどころはもちろん全部なのですが、初登場の真尋さんパートもそうですし、上にもあった3人の変化、成長を感じていただきたいですね。そして今回のドラマCDは、これから始まる壮大な物語の序章ですから、今後西園寺に、有栖川に、そして家政婦ちゃんと真尋にどんなドラマが待ち受けているのか、ご期待いただけましたら幸いです。
また、本編とは別にSSの音声化バージョンも収録したのですが、こちらはシリアスな本編とは打って変わって、100パーセントのコメディとなっておりますので、こちらもぜひ多くの方に聴いていただきたいです(笑)。今後とも、俺様レジデンスをよろしくお願いいたします!




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