桐島 裕一郎役
平川 大輔さん

Q1. まずは収録後のご感想をお願い致します。

プライベートでは甘くても、会社にいるときは彼女に厳しく指示を出すので、その時どきでの彼の心情を掴むのが難しかったです。
裕一郎が厳しい態度を取るのも、彼女のことは勿論ですが、他にもいろんなことを考えた結果なんです。
そういった彼の、『セリフの奥にある真意』がどんなものなのかを掘り下げなければいけなかったので、台本チェックのときは試行錯誤の連続でした。
ですが実際にスタジオで演じてみたら、そのときには気づかなかった新しい発見もあったので、なんとかキャラクターと折り合いをつけることができてよかったです。

Q2. 演じられたキャラクターの魅力についてお聞かせ下さい。

彼女の意見を尊重したいと思っているんですけれど、独占欲の強さや仕事を辞めて家庭に入ってもらいたい気持ちも持っているんですよね。
ただ、家に帰ったら彼女にエプロンをつけてあげるくらい激アマです(笑)。
自分にも周りにも厳しいんですけれど、実はゆるキャラが好きという可愛いところもありました。
スキがなさそうで、意外と死角があるんですよね。
ゆるキャラ好きは、奥さんにしかばれていないと裕一郎自身は思っているんですけれど、僕が思うに会社の部署の人にもばれていると思います(笑)。

Q3. 本作の聞きどころを教えてください。

会社では怖いけど、家ではデレデレな感じといった、職場にいるときとプライベート時の性格のギャップが一番の聞きどころなのではないかなと思います。

Q4. 裕一郎は仕事ができる上司という役ですが、平川様がお仕事をされる上で気を付けていること、大切にされていることがございましたら、教えてください。

いただいたキャラクターを生かしてあげられるように自分のもてる力を総動員することでしょうか。
なかなか求められる演技に近付けなかったり、自分の独りよがりになっていたりすることも、ままあるんですけど…。
ディレクターさんやメーカーの方が力を貸してくださるので、そういう方々のご協力を得ながら、一つの作品・キャラクターが『生きられる』ように頑張っているつもりです。

Q5. 最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

新婚さんのラブラブカップルなんですけれど、ただただ甘いだけではなく、仕事場で働く2人、家に帰ったときの甘々な2人など、いろんな状態の2人を楽しんでいただける作品になっています。
僕のいただいた台本には、主人公のセリフも書いてあるので、できるだけ裕一郎のセリフからそれを感じ取っていただけるように努力したつもりです。
そのあたりを想像していただければ、より2人が心から繋がっているところを感じていただけるんじゃないかと思います。
ぜひ想像を膨らましながら聴いてみてください。そしてこれからもいろんなキャラクターが続きますので、シリーズ通してよろしくお願いいたします。