Q1. 本日はありがとうございました!
「HOUND ROAR Vol.3」収録を終えてのご感想をお願いいたします。
いよいよ登場した例の人物によって、ヒビキ君が音楽を毛嫌いしている情報の1つが紐解かれたのではないかなと思います。その流れでヒビキ君の周りの人たちとの関係も「変わっていく人たち」と「変わらない人たち」がいるんですよね。
描写の差が面白かったですし、言葉のチョイスがすごくリアルな会話劇なので、リアルだからこそ「説明しきらない」部分は皆様にも推測する余地を楽しんでもらえたら嬉しいなと思いました。
演じている身からすると、特に今回のヒビキ君は僕自身も推測しながら演じないと成立しないですし、心の作り方が繊細だったので非常にやりがいのあるドラマでもありました。
やっぱり色々と見えてくると面白いですね! 物語の中でドラマチックな事が起これば、それはそれで楽しいんですけど……キャラクターたちがわかってくると、なにも起きていないただの会話でもすごく膨らみが出て面白くなってくるんですよね。
Vol.2の物語を経て出来た関係性が今回の本編で活かされていたり、今後もそういうことがどんどん出来るようになってくると思うと楽しみだなと思いました。
今回はゲストキャラのおかげで、色々と深みが出て興味深かったです。決して華やかなだけではない世界。ほんの一握りしか輝けない世界。そんな世界のお話でした。
個人的に、天才肌が、自分に自信が無い人に対して才能を認めてるといった展開は好きです♪
大変だなぁ……と思いました(笑)。才能とか熱量がある人たちの集まりについていくことの大変さも感じましたし、色々な感情に左右されたりもしますよね。毎回解散かな……って(笑)。
序盤に比べたら「繋ぎ止めたい」という気持ちが大分シオンにもありましたし、他のメンバーにも感じられたのは救いだなと思いました。
今回は主にヒビキ君のお話でしたが、元々匂わせていた過去が少しずつ明らかになっていって「謎めいたボーカル」に親近感が湧くような物語になっていたと思います。
他のキャラクターたちも今まで描かれていなかった楽器の経験年数やVol.2を経て生まれる会話があって、彼らの変化も感じられるようなお話だったのがとても印象的でした。
毎巻メンバーの過去や抱えていた想いが少しずつ見えてきて……それによって結束が強まっていく様子があるんですが、今回はヒビキをメインにしたお話でありつつも、トウヤの内側が見えたのが嬉しかったですね。
トウヤを今まで以上に好きになったポイントでもありましたし、ヒビキを含めて呼応するようにメンバーに変化が見えるのもキュンキュンした物語でした。
Q2. 今回のCDに収録される楽曲
「Unfair」に因んで、最近「ずるい!」と思った出来事はございますか?
きむ兄やん(木村良平さん)のサービス精神!(笑)
人の心を把握して、相手にものすごく喜んでもらえる行動や言葉の選び方が天才的なので、純粋にそういう部分は羨ましいと思います。僕は照れ隠しもあってどうしても面白くしちゃうんですよね。スマートにやりきれるメンタルはもちろん、この業界にいるためのプロフェッショナルな覚悟も見えるので、かっこいいなと思いつつ「ズルいよお!」とイベント等で共演する度に感じてます(笑)。
俺に言わせれば、としこ(豊永利行さん)は同世代で芝居もめちゃくちゃ出来るし、いつでも場を明るくしてくれて……喋っているときは誰よりもはしゃいでいるクセに歌を歌わせると本当にかっこいい!!!
歌のコンテンツで一緒になる事や何回もライブを見たこともありますが、マジでかっこいいのでめちゃくちゃずるいと思います(笑)。としこが歌っている姿は是非皆さんにも見にいってほしい!
よく大食い番組を見るんですが、いくら食べても太らない人ってずるいなぁと毎回思います(苦笑)。
食べたい物に出会ったら、何も気にせずバクバク食べたいものですね(笑)。
素直な意見を正直に言うより、取り繕って対面を気にした発言のほうがウケるんだなぁと……(笑)。
僕はそれが出来ないので「ずるい」というより「いいな」という羨ましさなんですが、エンタメや表に出る人間という点においては、そういうことが器用に出来たほうがいいんだろうなと昔から思ってます。
ずるいというネガティブな感情ではないんですが、常々色々なことがアンフェアだと思うことはありますね!
世の中大体そんなものだと割り切っている部分もあるので、各々出来ることに差はあると思いますし、最近ついてないなということも道路を走っている最中に引っ掛かる信号機の回数もアンフェアなんです(笑)。
日々楽しく過ごすためにも「世の中には平等も公平もないんだ」と誰かと同じことを求めなくなると気が楽になると思います。
必殺技や戦っているときのセリフをいくら叫んでも喉が潰れない方!(笑)
その後に全く影響が出ないのは羨ましいと思いますね。それが手に入ったらもっとハルちゃんも叫べるのになぁ……え?いらない?(笑)
手に入れたいけど絶対に手に入らない「ずるい」と思う能力です。
Q3. 最後に、CDの発売を楽しみにされているファンの皆様へコメントをお願いいたします。
豊永さん:
ひとまずVol.3まで辿り着いたハウロですが、やっとここから出発するような物語になっていました。少しずつハウロが1つになる気配を感じつつ、ヒビキ君がバンドや音楽とどう向き合うのかが軸になっているお話でもあるので、三部作を通してヒビキ君の心の変化を感じられる物語でもあったのかなと思っています。
ここから先もきっと何かしらの問題が起きないとドラマになりませんから!(笑)インクロ、ルビレとは今後どう絡んでいくのか……など描ける余地はたくさん残っていますし、僕自身ももっと続きを見たいと思っているので、皆様も一緒に応援していただいて楽しみにしていただけたら嬉しいなと思います。
お待たせしました! Vol.2でだいぶ進んだ関係性があるからこそ、よりVol.3が楽しみでしょ!? って言いたいくらい今回もバンドとしての物語が大きく動きつつ、彼らがバンドとしてより成熟していくお話になっていますし、彼らのことをもっともっと好きになってもらえる展開になっていると思います。
ハウロを知っている方はもちろん、知らない方は是非この機会に聴いていただければ嬉しいです!よろしくお願いします。
何だかんだ1つの方向に向かってるメンバーに、きっとウルっとくることでしょう! お楽しみに(^-^)
梅原さん:
毎回解散するんじゃないかとハラハラさせておりますが(笑)、なんとかバンドとしてまとまって少しずつ物語が進んでおります。
きっと今後も音楽活動を通して色々な出来事が起こると思いますし、その時のシオンをまた演じられるといいなと思っておりますので、是非とも引き続き応援をよろしくお願いいたします。
徐々にキャラクターの背景や抱えているものが明らかになっていって、人間的にすごく厚みを感じるようになってきましたね。より彼ら一人一人、延いては作品が深くなってきた気がしています。更に一人が掘り下げられると同時にバンド全体が段々結束していっている過程も感じられて、今いい感じに進んでいるものがどうなっていくのか……今後の展開を皆さんにも楽しみにしていただけたら嬉しいです。
また、合わせてヒビキ君を演じる豊永くんの歌声もたくさんの方に聴いていただけたらと思います!よろしくお願いします。
皆さんの応援のおかげでVol.3までハウロは物語を紡ぐことが出来ました。いつも本当にありがとうございます!
バンド内での色々な出来事を皆さんには聴いてもらっていますが、ハルちゃん的には段々と自分から巣立っていく感じがして複雑な想いを抱えつつ見ています(笑)。
今回は徹くんの登場も含めて、マネージャーとしてやりがいを感じつつもとても苦しいエピソードだったんですよね。その流れからハルちゃんの想いと共に、今ハウロが一段と強くなって羽ばたいていく様を皆さんにも楽しんでいただければ幸いです!
Q1. 今回の楽曲を聴いた時、歌詞を読んだ時の印象についてお聞かせください。
豊永さん:
毎度高難易度曲をありがとうございます!(笑)
こんなところでブレイクするの?というのも日常茶飯事になってきておりまして、楽曲チームの方々との信頼関係がとても有難いなぁと思いながら歌わせて頂きました。
今回はヒビキ君が自分自身を裁く……まではいかないかもしれないですが、禊やけじめを感じるような印象を受けましたね。ドラマでもあったように「幼稚」「浅はか」という心の叫びがのっているような、もがいている感じが見て取れるなぁと思います。僕個人としては父親のような気持ちで見守ってしまうので、ヒビキ君がとても心配になる! 辛かったら誰かに相談して!(笑)
Q2. 実際に歌ってみていかがでしたか?歌う際に意識されたことや聴きどころ等をお聞かせください。
豊永さん:
ハウロの楽曲は歌い上げると気持ちいい曲ばかりなのですが、実際歌っているときは意識することだらけで……。
各フレーズ全部に何かを意識しているので、ロジカルに「ここはこういう気持ち」「ここはこのニュアンス」と細かくつけてます。歌っていても常に油断できないですし、歌いながらニュアンスも全部繋げなければいけないので、自分の中でも歌声が安っぽく軽くならないように意識してますね。非常に大変です(笑)。
ニュアンスを細かくつけると皆さんも気持ちよく歌えると思いますので、是非試してみてください!